上敷き材

 

エアキャスター・ギャップマスターには滑らかな床面が必要です。

様々な用途、様々な走行面で小荷重(数百Kg)~大荷重(2~5千トン)の搬送・移動に立会った経験から、貴社の計画でエアキャスターが有効に使えるようにするための最適な床面養生の方法と上敷き材の材料についてアドバイスします。材料の手配も行います。

 

1)巻き取り可能な高密度ポリエチレン(HDPE)上敷き材

この上敷き材を使用することにより、床面の障害、孔質性/小さな隙間/段差/クラックや接合部をカバーし、エアキャスターの円滑な走行が可能な状態になります。

 

使用例

 

6個のコンクリートケーソンの移動

ケーソンと敷設された上敷き材 ケーソンと上敷き材の間に挿入されたエアーキャスター

 

・370t(3m×3m×33m)のケーソンをバージに積み込むために、72mドックで移動した。工事は成功裡に終了し、客先は上敷き材を鉄道橋 の移動にも使用することとなった。

・HDPCの使用により移動はスムースで1個  の移動に1時間はかからない。

 

航空機(B747)の移動

航空機移動の為に敷設された2条の上敷き材 上敷き材の上をドライブ装置で移動される航空機車輪

 

・300tの航空機を回転した後90m移動し、精密な位置決めをしてハンガーに収めた
・ハンガー対して機体のサイズが大きいので、機体は45度斜めの状態でハンガーに横滑り させたが、これでもハンガーと機体は1mの余裕しかない
・ドライブ装置により滑らかな移動と正確な位置決めが簡単にできた
・ヤードの表面はtarmac(砂利をアスファルトで固めたもの)のため、多孔質で凸凹していた  が、HDPEが使用されたので、スムースな移動が可能となった。

 

 モバイルグリーンの移動

        可動式樹木と上敷き材の間に挿入されたエアーキャスター

3.2トンのモバイルグリーン(可動式樹木)を移動する際、床面に大きな目地(タイルとタイルの間の隙間)があり、エアキャスターでの走行に問題があったので、上敷き材を使用しました。

 

上敷き材をエアキャスターの走行通路に敷き、数種類の上敷き材を切替しながら前後左右に移動しました。

→ ビデオ

 

長所

・床面に簡単に展開でき、荒れた走行面でもエアキャスターが使えるようになる
・金属シートの上敷き材より軽く、取り扱いやすい
・野外で使用しても錆びる恐れがない
・長い通路の場合、小さなサイズのシートを使うとシートを接続することが必要となるが、これは長尺のシートを巻き取ってあるため、一挙に展開できる

 

特徴

・滑らかな黒色の高密度ポリエチレン
・厚さ1.5mm。(走行面と荷重の状況に応じて変更可能です)
・巻き取り可能なポリエチレンシート
・低温度での伸縮性あり
・高い引っ張り強度を有す
・穿孔や化学薬品に対する抵抗性あり

・7m巾、長さ120mまでありますが、ハンドリングが容易なのは12m程度(約120kg)です。

 

仕様

試験結果(サンプル厚さ:1.5mm)

・密度:0.94g/cm3
・破断強度:4.3kg/mm(試験片巾1mm)
・降伏強度:2.3kg/mm(試験片巾1mm)
・低温脆性:マイナス77度C

 

 

2)渡し板

 

走行面に隙間がある場合は、エアーキャスターの空気が隙間から漏れるため、その隙間をなんらかの方法で埋めることが必要になります。
良く使われるのは、薄いスレンレスの鋼板や硬質のポリエチレンカーボ板です。

舞台観客席の移動で使用した例を示します。(詳細