主な活用分野
取扱製品の概要と適用分野
駆動装置
- パワーハンドラー(バッテリ)
- 特徴
- PGB3(前後進旋回)
- RGB (転がし移動)
- イージームーバー(エア)
- 特徴
- ARLタイプ(前後進旋回)
- プッシャータイプ(前進-直進)
- ローリングタイプ(転がし移動)
- エアロドライブ(エア)
- 特徴
- 電動アシスト装置(前後進旋回)
- 特徴
- PAU-01B(台車底面に固定)
- PAU-02D(台車側面に固定)
- 電動駆動装置(前後進旋回)
- パワーカートH(~2t)
エアキャスター関連
その他取扱製品
Q&A
・摩擦抵抗について ・走行面について ・エア源について ・使用方法について ・種類について ・他社エアキャスターとの比較 |
摩擦抵抗について
Q1: | 本当に一人の人で重量物を動かすことができますか? |
A1: | エアキャスターの摩擦係数は、ベストの走行面なら0.001ですが、一般的には、0.003から0.007くらいです。したがって5t程度までのものなら、エアキャスターを適切に使えば、一人で自由に動かすことができます。 |
Q2: | エアキャスターはなぜそんなに摩擦が小さくなるのですか? |
A2: | 円環状の袋(「トーラスバッグ」と呼んでいます)と走行面との接触面からエアが放射状に外に流れることによって、走行面との摩擦を最小にしています。(エアキャスターの原理をご参照下さい。)この状態を「浮上」と呼んでいます。 どんな走行面にも小さな傾斜やうねりがあり、小さな亀裂があるかもしれません。従って、エアキャスターはこのような平坦でない面上を動くので、トーラスバッグがかすかに床に接触し僅かですが摩擦を増やします。うねりや小さな傾斜の連続は、これを登り降りする力に影響を与えます。このため0.003から0.007程度の摩擦係数となります。 傾斜はたとえそれが僅かでも、物の重量が大きくなると大きな影響を与えます。 |
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走行面について
Q3: | エアキャスターを使うには完全な床面が必要ですか? |
A3: | いいえ。しかし、適切に使うには平滑で多孔質でない床面がよく、そうするとエアキャスターは良い性能を発揮し寿命が長くなります。 通常、標準的な倉庫や工場の床では問題なく使えます。 大きな亀裂、目地、エクスパンション接合部は補修または養生が必要になるでしょう。 走行面全体が荒れた表面であっても、上敷き材を使えば、問題ありません。例えば、屋外の打ちっ放しのコンクリート面でもブリキ板やブラスチックシートなどの上敷き材を敷くと問題なく使えます。 ご不明点がありましたらお問合せ下さい。床面も参照ください。 |
Q4: | 工場床面が古くて荒れています。そういうところでもエアキャスターが使用できますか? |
A4: | 表面が滑らかであれば、問題なく使用できます。表面に穴やクラックがある場合は、補修するかその部分をカバーするようにシートメタルなどで養生すれば問題ありません。弊社は、様々な床面の養生について対応してきましたので、使用される面についてお知らせくだされば、補修や養生が必要やどうかやまた養生の方法を詳しくアドバイスさせて頂きます。 |
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エア源について
Q5: | 供給する圧縮空気に対する要求は何ですか? |
A5: |
それは、運ぶ物の重量、使用するエアキャスターの数とサイズおよびエアキャスターの種類(低圧タイプまたは高圧タイプ)により決まります。 (*1):「エアキャスターの要目表」に示すエアキャスター1枚あたりのエア消費量。これは、コンクリート基準面での消費量です。表面が滑らかになれば消費量 は大きく減少します。 詳しくは、お問合せ下さい。 |
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使用方法について
Q6: | エアキャスターは物を自由に水平移動できるだけでなく持ち上げますか? |
A6: | はい、エアキャスターの便利なところは、エアキャスターの下に薄い空気膜を作る前に、ものを持ち上げることです。この揚程はエアキャスターのタイプとサイズにより決まりますが、大体10mm~100mmです。 この特性を利用して搬送しますので、エアキャスターの挿入や機器の据付においてジャッキ等を必要とすることがほとんどありません。 |
Q7: | エアキャスターを使う時、どの程度の音、空気漏れやホコリが発生しますか? |
A7: | エアキャスターを適切に使えば、エアの放出量は少なくホコリを巻き上げることはありませんし、またその放出音は小さく騒音にはなりません。 |
Q8: | エアキャスターは消耗しますか? |
A8: | はい、エアキャスターのトーラスバッグは部分的に床面に接触するので、最終的には磨耗しますが、適切な床面上で使用している限り非常に長期間の使用に耐えます。これまで「磨耗による交換」という例はありません。 なお、屋外で使用される場合は、特に耐摩耗性の高い「Uタイプ」をお勧めします。 |
Q9: | 事故で圧縮空気の供給が止まったらエアキャスターは急落下しますか? |
A9: | いいえ、空気の供給が突然止まってもエアキャスターの内部の空気が流れ出るまで時間がかかります。このため、衝撃を受けるような落下はしません。一旦空気が流れ出たら、搭載物の荷重はローディングパッドで支えられ、ものは動かなくなるので安全です。 |
Q10: | エアキャスターの操作には習熟が必要ですか? |
A10: | 使用方法は非常にシンプルですので、どなたでもすぐに使用できます。必要でしたら最初使用される際に立会って指導させていただきます。 |
Q11: | 移動の時フラフラすることはないですか。地震の時も大丈夫ですか? |
A11: | 平坦な場所ならば、フラフラしたり横流れしたりで制御が困難になることは全くありません。 傾斜に対して平行でない方向に移動しようとすると、少しの傾斜でも流れることがあります。この場合は、ガイドをつけたり、「ガイド輪」をつけるとスムースに移動できます。 |
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種類について
Q12: | どのような種類がありますか? |
A12: | エアキャスターは、サイズ的には直径203mmから1,524mmまで8種類ありますし、それぞれにつき低圧タイプ(定格圧力1.76Kg/cm2)と高圧タイプ(定格圧力 3.52Kg/cm2)があります。 ウォターキャスター(エアの代わりに水を使用)は、直径1,524mmのものがあります。 これらの他に、隙間や段差に強い「ギャップマスター」や楕円形状の「オーバルキャスター」があります。 これらを総称して「Aero-Caster」TMと総称しています。 使用条件や用途に合わせて最適のモデルをご提案させて頂きます。 |
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他社エアキャスターとの比較
弊社エアキャスター | 他社エアキャスター | |
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商品 | エアキャスター、ウォターキャスター ギャップマスター(隙間や段差にも対応可能) |
エアーパレット、エアースケート、 エアーベアリング、エアークッション |
形状 ・構造 h1 >h2 |
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用途 | 小荷重から大荷重の搬送に対応可能で、幅広い用途の実績あり | 一般に、小荷重の搬送用 |
揚程 | 同じサイズ(直径)の他社デザインと比較して、約2倍の揚程をもつ | 揚程が小さい |
走行面 | 揚程が大いので、走行面の「フリク(不陸)」に対する適応度が高い。 揚程の1/4までの大きな凸凹面にも適応できる |
揚程が小さいので、走行面はより高い精度が必要となる |
流体 | 空気、水(海水)タイプがある | 空気のみ |
バック 材質 |
1)空気(走行面によって2種類から選択) ・ネオプレン ・ネオプレンをウレタンで補強し 耐摩耗性を向上 2)水:デュロロン |
ネオプレンのみ |
写真 | 黒:ネオプレン 黄色:ウレタン補強 |
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これらの他に、ご検討に当たっての不明点や疑問点、あるいは、現在エアキャスター(またはエアベアリング、エアパレット)を使用されていて、何か不具合やご質問があれば、ご遠慮なくお問合せ下さい。 |
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