取扱製品の概要と適用分野
駆動装置
- パワーハンドラー(バッテリ)
- 特徴
- PGB3(前後進旋回)
- RGB (転がし移動)
- イージームーバー(エア)
- 特徴
- ARLタイプ(前後進旋回)
- プッシャータイプ(前進-直進)
- ローリングタイプ(転がし移動)
- エアロドライブ(エア)
- 特徴
- 電動アシスト装置(前後進旋回)
- 特徴
- PAU-01B(台車底面に固定)
- PAU-02D(台車側面に固定)
- 電動駆動装置(前後進旋回)
- パワーカートH(~2t)
エアキャスター関連
その他取扱製品
大重量物用の移動装置
数千トンクラスの重量物を移動するシステムの特色は次の通りです。
ウォーターキャスター
安価な工業用水や海水が使えるところでは、一般に3,000t以上ではエアーキャスターよりウォーターキャスターの方がトータルコストは安くなる
最大移動重量(実績):約5,600t(ケーソン)
エアキャスター
底面積が大きくないものや大重量物用として、最大@80tの能力のものが開発されました。詳しくは、お問い合わせ下さい。
最大移動重量(実績):約5,000t(鋼構造物)
エアバッグ
エアバックは巨大な重量物でも、荒地の上でも、簡単に移動できる優れた移動装置です。
工場設備の整った日本での利用はまれですが、海外、特に途上国では船の進水、ケーソンやプラント、建物等の移動等に広く利用されています。
エアバックによる原子炉の土の上での移動
エアバッグをつかった船の進水
バージの道路から河への進水
エアバックは床面の凸凹に対応して柔軟に変形できるので、従来の剛性コロにはできなかった砂地、土、道路等の床面でも使用できます。
ローラーの直径の半分の高さまで乗っ越えることができるので、大がかりな運搬路の造成工事が不要です。
この他、
・コロガリ抵抗が少ない
・使用方法が簡単である。(空気を入れて押し引きするだけ)
・メンテナンスが不用
・耐久性に優れている
等の長所があり、今後、多様な分野において利用することが考えられます。
詳しくはお問い合わせ下さい。
油圧ジャッキ・スライド方式
重量物を支えた装置が基盤プレート上を油圧ジャッキによりスライドする
1セット最大200tで、大重量物に対してもコンパクトな配置が可能です。
これには、次の2つのシステムがあります。
このシステムはスウェーデンのBygging-Uddemann 社(ビギング・ウデマン社)により開発されました。
http://www.bygging-uddemann.se/
最大移動重量(実績):約6,000t(ケーソン)
1)CCVシステム
構成:
重量物を昇降させるジャッキ(Lifting Jack)を搭載したCCVが重量物の下に、水平移動用のジャッキ(Pushing Jack)
は、重量物の後に配置され、Pushing Jackの押力は、車輪つきのアームを介して重量物に伝えられます。
CCV:
・重量物の下に配置され、各ジャッキ(Lifting Jack)は重量物を昇降させると同時に移動中の重量を支えます。
・CCVの底面には、支持基盤プレート上でCCVがスライドできるようスライドパッドがついています。
・能力:@200t/台。重量物の重さに応じて必要な数が配置されます。
水平移動方式:
・2本の200mm角の鋼製のロッドがCCVと干渉しないように支持基盤上に固定され、Pushing Jackは、各ロッド上にそれぞれ1セット配置されます。
スライド機構:
・ジャッキ(Pushing Jack)の固定端でロッドの両側面を把持し、ジャッキを伸ばしてCCVで支えられた重量物を水平に移動させ、これを繰り返して、尺取虫のようにして進みます。
・能力:各ジャッキの押力は400t、ストロークは1000mmで、移動速度は毎時12m。
実績:
Kwang Yang projects のケーソン建造ヤードで、CCV30セットと2セットのPushing Jackが使用されました。
2)IP-CCVシステム
構成:
・重量物を支え昇降するジャッキ(Lifting Jack)を載せたsliding Footと水平移動用のジャッキ(Sliding system)が一体となって、支持基盤表面のスライドトラック上を重量物を載せて移動します。
・sliding Footの底面には特殊な塗装とグリースが塗布され、鋼製のスライドトラック上を低摩擦でスライドできます。
Lifting Jack:
・能力:125t×2本=250t。両ジャッキの荷重は均一化されます。
スライド機構:
・Sliding systemのジャッキの一端がスライドトラックの側面を掴み、ジャッキを伸ばし、押力をsliding Footに与える
・押力:12.5tX2本=25t
・移動速度:12m/時、最大25m/時
実績:
釜山の新港建設プロジェクトのケーソン建造ヤードで使われました。