取扱製品の概要と適用分野
駆動装置
- パワーハンドラー(バッテリ)
- 特徴
- PGB3(前後進旋回)
- RGB (転がし移動)
- イージームーバー(エア)
- 特徴
- ARLタイプ(前後進旋回)
- プッシャータイプ(前進-直進)
- ローリングタイプ(転がし移動)
- エアロドライブ(エア)
- 特徴
- 電動アシスト装置(前後進旋回)
- 特徴
- PAU-01B(台車底面に固定)
- PAU-02D(台車側面に固定)
- 電動駆動装置(前後進旋回)
- パワーカートH(~2t)
エアキャスター関連
その他取扱製品
上敷き材
エアキャスター・ギャップマスターには滑らかな床面が必要です。
様々な用途、様々な走行面で小荷重(数百Kg)~大荷重(2~5千トン)の搬送・移動に立会った経験から、エアキャスターが有効に使えるようにするための最適な床面養生の方法と上敷き材の材料についてアドバイスします。
材料の手配も行います。
1)巻き取り可能な高密度ポリエチレン(HDPE)上敷き材
この上敷き材を使用することにより、床面の障害、孔質性/小さな隙間/段差/クラックや接合部をカバーし、エアキャスターの円滑な走行が可能な状態になります。
使用例
6個のコンクリートケーソンの移動
・370t(3m×3m×33m)のケーソンをバージに積み込むために、72mドックで移動した。
工事は成功裡に終了し、客先は上敷き材を鉄道橋 の移動にも使用することとなった。
・HDPCの使用により移動はスムースで1個の移動に1時間はかからない。
航空機(B747)の移動
・300tの航空機を回転した後90m移動し、精密な位置決めをしてハンガーに収めた
・ハンガー対して機体のサイズが大きいので、機体は45度斜めの状態でハンガーに横滑り させたが、これでもハンガーと機体は1mの余裕しかない
・ドライブ装置により滑らかな移動と正確な位置決めが簡単にできた
・ヤードの表面はtarmac(砂利をアスファルトで固めたもの)のため、多孔質で凸凹していた が、HDPEが使用されたので、スムースな移動が可能となった。
長所
・床面に簡単に展開でき、荒れた走行面でもエアキャスターが使えるようになる
・金属シートの上敷き材より軽く、取り扱いやすい
・野外で使用しても錆びる恐れがない
・長い通路の場合、小さなサイズのシートを使うとシートを接続することが必要となるが、これは長尺のシートを巻き取ってあるため、一挙に展開できる
特徴
・滑らかな黒色の高密度ポリエチレン
・厚さ1.5mm。(走行面と荷重の状況に応じて変更可能です)
・巻き取り可能なポリエチレンシート
・低温度での伸縮性あり
・高い引っ張り強度を有す
・穿孔や化学薬品に対する抵抗性あり
サイズ
・7m巾、長さ120mまでありますが、ハンドリングが容易なのは長さ12m程度です。
厚さは1.5mm、比重は 0.94g/cm3 です。
・次の様な規格サイズがあります。
8X40feet
22.5X50feet
22.5X100feet
22.5X200feet
2)低密度ポリエチレンシート(LDPE)上敷き材
LDPEはHDPEに比べ、柔らかく取扱いが容易です。
通常、厚さは1.5mmで、1m幅X30m長さのロールものとして取り扱っています。
使用例:モバイルグリーンの移動
3.2トンのモバイルグリーン(可動式樹木)を移動する際、床面に大きな目地(タイルとタイルの間の隙間)があり、エアキャスターでの走行に問題があったので、上敷き材を使用しました。
上敷き材をエアキャスターの走行通路に敷き、数種類の上敷き材を切替しながら前後左右に移動しました。 → ビデオ |
3)渡し板
走行面に隙間がある場合は、エアーキャスターの空気が隙間から漏れるため、その隙間をなんらかの方法で埋めることが必要になります。
良く使われるのは、薄いスレンレスの鋼板や硬質のポリエチレンカーボ板です。
舞台観客席の移動で使用した例を示します。(詳細)